こんにちは。
今回はこんなテーマでやっていきます。
選挙制度はこれまで何回か改正されていますが、大体が政治家の都合の良いように改正されています。今回はそんなお話です。
小選挙区とは
現行の制度です。
「神奈川~区」みたいな感じで細かく区切った選挙区の中で候補者の中から一人を選ぶというやり方です。
特徴
各区から候補者が一人しか選ばれないという点に大きな特徴があります。
一人しか選ばれないということは圧倒的に強い党があったとしたらその党の人が確実に選ばれますよね。それでその選挙区の枠一枠しかないので無くなります。
ということで
- 強い党がさらに強くなる
- 逆に弱い党はますます弱くなる(少数意見を反映しにくい)
という傾向がみられます。
大選挙区とは
昔に使われていた制度です。
一つの選挙区が小選挙区制の時より大きい代わりに候補者の中から複数の人が選ばれるというやり方です。
選挙区が大きいので大選挙区制です。
特徴
小選挙区制の逆といっていいでしょう。当選者が複数人出ることが特徴です。
ここでも圧倒的に強い党がいたとしましょう。
大選挙区制においても圧倒的な政党は猛威を振るいます。まず一枠はここの党の人がとります。
しかし大選挙区制の場合は当選者が複数人出る。一枠は強い党で埋まりますが、残りの枠で弱い党が入る可能性も出てくるんです。
というわけで
- 強い政党がそれ以上強くなりにくい
- 弱い党の意見を反映しやすい(少数意見が反映されやすい)
といった特徴があります。
比例代表制とは
現在使われている制度で早い話が敗者復活戦です。
選挙に行ったら必ず議員さんの名前と一緒に政党を選ぶ必要があるんですが(その人が所属している政党でなくてもいい)、それが比例代表の選挙に当たります。
そしてそこで集まった得票数に基づき、あらかじめ決められた比例枠を奪い合うということになります。
例えば比例枠が5枠で得票数の比がA党:B党:C党=3:1:1であるとするならばA党からは三人、B党からは一人、C党からも一人当選するということになります。
当選する人はどう選ぶのかというと党が決めます。党があらかじめ決めている比例代表に出馬する人の中で順位をつけており、先ほどの例だとA党の場合は比例代表で立候補した人の中から三位の人まで選ばれるということになります。
特徴
党の名前で選ぶ(候補者で選ばない)というのが特徴です。
そして大選挙区制よりもさらに弱い党に対して優しい制度であるといえます。なぜなら得票率で決まるから。
大選挙区の場合は弱小党に優しいとはいえ枠があるので、そこにも引っかからないような弱い党の場合はどちらにせよ受からないのですが、比例代表の場合は得票数で決まるのでまだ一応チャンスはあります。
ということで
- 弱い党にさらに優しい
という点が強みです。
政党におけるメリット・デメリット
日本の歴史上、選挙制度は何度か改正されていますが
- 自民党系(自民党・立憲政友会など)は小選挙区制
- それ以外は大選挙区・比例代表制
を導入する傾向がとても強いです。理由はもうお分かりですね?
最後に
今回は以上です。ご覧いただきありがとうございました。
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