こんにちは。
今回の記事はこんなテーマでやっていきます。
私擬憲法はあくまで勝手に作ったものであるので、基本的には相手にされません。しかし言っていることは意外といいことだったりするのでこのように取り上げられるわけです。
それではどうぞ。
憲法私案(私擬憲法)とは
1881年の国会開設の勅諭によって国会と憲法を作ることが正式に決められると民権派や学者の人たちが張り切って勝手に自分のオリジナル憲法を作り出したんです。これが私議憲法。
当然といえばそうですが、当時の政府には見向きもされずこれによる影響も特にありませんでしたが、中には重要視されてとんでもないもののモチーフになったものもあります。
読み方
それぞれ
- 私擬憲法:「しぎけんぽう」
- 憲法私案:「けんぽうしあん」
と読みます。
憲法私案、覚えるのは2つだけ
の2つです。カッコ内は読み方です。これ以外にもあるんですが、基本的にはこれだけで大丈夫でなんなら1個目のやつだけでもいいと思います。
それではここからは2つについて書いていきます。
(東洋)大日本国国憲按
起草者は植木枝盛。土佐の人です。読み方は「とうようだいにっぽんこくこっけんあん」です。「東洋」がない大日本国国憲按でもいいですし、日本国国憲按でもいいです。
これの特徴的な点が
- 抵抗権
- 革命権
など画期的な制度を組み込んでいるという点です。革命なんて書いてありますが共産主義的と思いきや民主主義的な思想に近いものです。
なんと、これが日本国憲法のモチーフの1つになっています。普通に考えてすごいですよね。
五日市憲法
今の東京都のあきる野市の青年団体が起草したものです。
ここにはなんと基本的人権が記載されていたんです。これは日本国憲法の三大原則の1つですよね。
最後に 本物は?
本物の大日本帝国憲法は全く異なる作られ方をするんです。
そして日本史の文化全体を幅広くまとめたおトクな記事はこちら。
今回は以上です。ご覧いただきありがとうございました。
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