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【どこにあるかが大事】畿内七道(五畿七道)とは。覚え方付きで読み方・目的をやさしくまとめ。

こんにちは。

今回はこんなテーマでやっていきます。

畿内七道は道とありますが、行政区間なんですよね。

目次

畿内七道は奈良時代の行政制度のこと

奈良時代周辺における行政区間のことです。

畿内とは近畿周辺の5国、七道はそこから伸びる7つの大きな道路のことを指します。

まさにこんなイメージ。下の土台が畿内でろうそくが七道といった感じです。

畿内が中心になってそこから七道が全国に伸びていくことで蜘蛛の巣状の行政区間が作られていったんです。

読み方

「きないしちどう」と読みます。

畿内なんて日常では使いませんし、七道も「しちどう」と読むのは初見では難しいと思います。

なぜ作った?

当時の政府が目指していた中央集権国家の成立のためです。要は中央(近畿)が強い国家。そういうこともあって畿内から七道は伸びていくことになります。当時のすべての中心は近畿地方(主に奈良・京都県)だったんです。




畿内(五畿)とは

の5つ。覚える必要はあるっちゃあるし、ないっちゃない。基本的には試験に直接出てくることはないですし、僕自身これを問う問題を入試では出会ったことはありません。偏差値75を超えたい人は全部覚えたら?といった感じ。

ただ、歴史を理解しておくという面では摂津山城大和あたりは覚えたほうがよさそう。ただテストには基本的に出ません。

七道とは

の7つです。こっちはたまに出てくるので覚えておいてもいいかと思います。

七道の覚え方

覚え方は・・・

  • 「~海道」は北海道以外:東・南・西海道
  • 「陰」と「陽」:山陽・山陰
  • その他:北陸道(今は北陸自動車道・北陸新幹線の一部)

です。僕はゴロがあまり好きではないのでこういった覚え方が多かったです。相性がよい方がいればぜひこれで覚えてみてください。

七道のその後(官道・駅家・伝路)

当然七道だけで全国すべての場所に行くことは出来ません。道は下の画像のように木のようになっていて七道という太い幹に小さい道路が枝葉のようになっていました。

その小さな枝葉を官道といいました。枝葉とはいえ十分長かったので休む場所が必要でした。そこで16キロごとに駅家と呼ばれる宿が作られました。これらのものは中央の役人が利用したものになります。そしてこの官道がつながる先は国府・郡家となります。

また、官道とて長いので官道からさらに分かれている道もできました。これを伝路といいます。これは一般の人が利用しました。




最後に 

この記事も今回の内容と関連性が高く、おすすめです。

二官八省もこの時代の重要な単元ですね。

平城京についてもゴロで覚えちゃいましょう。

大宝律令鎌倉仏教もついでに覚えておくといいかも。

そして日本史の文化全体を幅広くまとめたおトクな記事もぜひご覧ください。

今回は以上です。ご覧いただきありがとうございました。

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