こんにちは。
今回は天平文化について必要最低限覚えてほしいポイントを書いていきます。
天平文化は覚えるところがとても多いのですが、その分テストにも出やすいので頑張っていきましょう。
それではどうぞ。
天平文化とは、奈良時代の文化
天平文化は、奈良時代の文化であり、白鳳文化の次の文化という位置づけになります。
天皇でいうと聖武天皇あたりの時期の文化ですね。
読み方
「てんぴょうぶんか」と読みます。
初見では読むのは難しいですね。
天平文化の特徴は盛唐文化であること
この文化の特色は唐が最も栄えていた時(盛唐)の影響が強いことです。このころは遣唐使がたくさん派遣されていたこともあり、どんどん唐及びその周辺の国の文化が日本に伝わってきます。
当然唐の影響がとてつもなく反映されて行きます。
仏像
二種類作り方がありまして、乾漆像と塑像があります。
乾漆像は漆でできているので軽いのに対し、塑像は土でできているため重いです。あと乾漆像の方がお高い。
これらのこともあり、乾漆像の方が有名なものが多いです。
乾漆像は
などがあります。
大仏
大仏は主に銅で作られました。
- 東大寺大仏(盧舎那仏)
が有名ですよね。聖武天皇の大仏造立の詔によって作られましたが、大仏が完成することなく聖武天皇は亡くなってしまいます。
南都六宗
南都六宗は奈良時代に主流だった6個の宗教の総称です。
の6つです。
南都七大寺
南都七大寺は奈良時代に主流だった7つの寺です。試験にも名前は良く出てくるところです。
の7つです。
正倉院
正倉院とは聖武天皇・光明皇后の押し入れ的な感じのところです。この中にシルクロードから運ばれてきた異国情緒漂う様々なものがあります。
校倉造(あぜくらづくり)という構造でできていて何とネジが使われていないんです、すごいですよね。
中に入っているものとしては螺鈿紫檀五弦琵琶(らでんしたんごげんびわ)などがあります。
国史
が刊行されます。
古事記
古事記は稗田阿礼(ひえだのあれ)が帝紀・旧辞を読んだ内容を太安万侶(おおのやすまろ)がまとめたものです。
日本書紀
日本書紀は舎人親王(とねり)が編纂しました。六国史の一つです。
風土記
風土記はその土地の特産物などをまとめたもので現存するもので完全に残っているものは出雲国の物のみです。
漢詩集
日本最古の漢詩集である懐風藻が編纂されます。
文人としては
が有名で、石上家嗣は「芸亭(漢字要注意。読み方はうんてい)」と呼ばれた日本最古の図書館を作りました。
和歌作品
日本最古の和歌集である万葉集が作られます。そこには山上憶良(おくら)の貧窮問答歌もあり、農民の困窮の具合も分かります。
教育機関
中央(近畿)に大学が作られました。
覚え方は…「中央大学」で覚えれば大丈夫そう。
そして地方には国学が作られました。
覚え方は…「地方国公立」でオッケー?
どっちの学校でも明経道・明法道・紀伝道が教えられました。科目の詳細は余裕が出来たら覚えてみてください。そんなに試験では出てきません。
最後に
めっちゃ多かったですね。自分で作っといてびっくりしております。これ受験生時代には全部覚えていたのかと思うと受験生様には頭が上がらないですね。
これでも最低限を書き出したまでなので覚えようと思えばまだありますよ。でもこれくらいでいいと思います。
というわけでお疲れさまでした。次の文化は弘仁貞観文化となります。
1個前の文化は白鳳文化です。
文化史全体の流れを知りたい方はこちらをクリックしてみてください。
それではまた。
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