こんにちは。
今回は古代の歴史書をまとめてみました。まだ見てないよっていう方はぜひ見に行ってください。
それではどうぞ。
漢書地理志
漢書地理志とは、漢(今の中国)が作った歴史書です。ちなみに日本史で出てくる中で一番最古の歴史書です。
なぜ日本史で出てくるかというとその中に当時の日本について書かれているからなんです。逆に言えば日本には当時の記録が現存してないんですね…当時、紙は貴重品だったので、文明国である中国でないとそもそも入手できなかったのかもしれませんね。単純に書物にまとめる習慣、組織が無かっただけかもしれませんが。
重要なフレーズはというと「夫れ楽浪海中に倭人有り、分かれて百余国と為る」というフレーズがとてもよく出てきます。意味は「楽浪(今の北朝鮮の平壌)より先に倭人(日本人)という民族がおり、彼らが日本の中で100つの国に分かれて生活している」といったところです。
当時の日本については「100余りの国で成り立っている」と書いてあります。これがこの後どうなっていくのか…というのがこの文章の見どころなんです。
作者は受験では覚える必要はありません。それよりも重要なところがいっぱいあります。
後漢書東夷伝
漢書地理志の次に出てくるやつですね。漢の後の後漢という国が作った歴史書です。ちなみに東夷とは日本のことを指していますね。
内容としては
ということが書かれています。逆に言えばこの二つだけなんですよ。
金印には「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」って書かれてるんですね。かんのわのなのこく?かんのわ?当時の日本は漢の手下的な扱いだったんです。じゃなきゃ奴隷なんか送りませんよね…
金印は志賀島(しかのしま)という福岡県にある陸続きの島から出土しました。江戸時代の話ですね。志賀島は模試や受験での遭遇率が高い気がします。
作者は覚える必要はありません。調べると出てきますが、よほど困っていない限りは覚えなくていいと思います。僕も試験では一度も見ずに終わりました。
魏志倭人伝
後漢書の次のやつです。魏(中国)から見た日本が書かれた歴史書です。読み方は「ぎしわじんでん」です。これくらいの感覚でいいです。
内容としては
- 国の数が「30」に➡漢書との比較
- 邪馬台国(やまたいこく)の卑弥呼(ひみこ)が金印もらった
- 卑弥呼は弟と協力して政治を行った
- 卑弥呼が中国に難升米(なしめ)を送った
- 卑弥呼の死後、国は乱れたが、壱与(いよ)が治めたら元通り
これももう、このくらいですね。
日本、また中国から金印もらっちゃいます。魏と親しいという意味で「親魏倭王」と書かれた金印をもらいます。
宋書倭国伝
宋(中国)によって書かれた歴史書です。宋の時代なので日本でいうと古墳時代となります。読み方は「そうしょ わこくでん」です。
この時期についても日本には資料がないので、中国の記録から調べていくしかないんです…
内容はズバリ倭の五王のこと。この宋書に倭の五王っていうのが書いてあって、この資料により、ヤマト政権の存在が証明されたというとても重要な資料となっております。
倭の五王とは
- 讃
- 珍
- 斉
- 興
- 武
の5人の日本の王のことを言います。彼らは中国と交易をしたことが分かっています。
最後に
今回は以上です。ご覧いただきありがとうございました。
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[…] 「宋書倭国伝」に書かれている日本の5人の王のこと。よって時代は古墳時代になります。 […]