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コモン・ローとは。簡単にまとめ。

コモン・ローとは?意味・特徴・大陸法との違いを大学入試向けにわかりやすく解説

コモン・ロー(Common Law)とは、裁判所の判例を基礎として発展してきた法体系です。主にイギリスで成立し、現在ではアメリカ(ルイジアナ州を除く多くの州)やカナダ、オーストラリアなど、イギリス法の影響を受けた国々で採用されています。

成文法(法律として制定された条文)を重視する大陸法(シビル・ロー)と並ぶ、世界の二大法体系の一つです。

大学入学共通テストや国公立大学・私立大学では、「法の支配」「イギリス法」「判例法」「大陸法」「三権分立」などと関連して出題される重要テーマです。


目次

コモン・ローとは

コモン・ローは、中世イングランドで国王の裁判所が積み重ねた判決(判例)をもとに発展した法体系です。

過去の裁判例を重視し、同じような事件では同様の判断を行うという「判例拘束性(先例拘束性)」が大きな特徴です。


コモン・ローの特徴

  • 判例(裁判例)が重要な法源となる。
  • 過去の判例を尊重して判断する。
  • 裁判を通じて法律が発展する。
  • 社会の変化に柔軟に対応しやすい。

大陸法(シビル・ロー)との違い

項目 コモン・ロー 大陸法(シビル・ロー)
法源 判例 法律(成文法)
発祥 イギリス ヨーロッパ大陸
特徴 判例を重視する。 法律の条文を重視する。
採用国 イギリス、アメリカなど 日本、フランス、ドイツなど

コモン・ローの成立

11世紀のノルマン・コンクエスト(1066年)以後、イングランドでは国王の裁判所が各地で統一的な裁判を行うようになりました。

その裁判例が全国共通の法として定着し、「コモン(共通の)・ロー」と呼ばれるようになりました。


コモン・ローと衡平法(エクイティ)

コモン・ローだけでは公平な解決が難しい事件もあったため、後に衡平法(エクイティ)が発達しました。

現在のイギリスでは、コモン・ローと衡平法が統合され、一体となって運用されています。


日本との関係

日本は明治時代にドイツやフランスの法制度を参考にしたため、基本的には大陸法系の国です。

一方で、最高裁判所の判例が実務上重要な役割を果たしており、判例の影響も大きくなっています。


大学入試で押さえるべきポイント

  • コモン・ローは判例法を中心とする法体系である。
  • イギリスで成立した。
  • 判例拘束性(先例拘束性)が特徴である。
  • アメリカなど英米法系諸国で採用されている。
  • 日本は主に大陸法系に属する。

関連する用語

用語 内容
コモン・ロー 判例を中心とする英米法の法体系。
大陸法(シビル・ロー) 成文法を中心とする法体系。
判例法 裁判所の判決が法として機能する仕組み。
衡平法(エクイティ) コモン・ローを補完する法体系。

共通テスト・難関大学での出題傾向

大学入学共通テストでは、法の支配や世界の法制度を問う問題で、コモン・ローと大陸法の違いが出題されることがあります。

難関大学では、イギリス法の歴史や判例法の特徴、日本法との比較について論述形式で問われることがあります。

「イギリス→コモン・ロー→判例法→アメリカ」「フランス・ドイツ→大陸法→成文法→日本」という流れで整理すると理解しやすくなります。


まとめ

コモン・ローとは、イギリスで成立した判例を中心とする法体系であり、過去の判例を重視して裁判を行う点が最大の特徴です。

現在ではイギリスやアメリカなどで採用され、成文法を中心とする大陸法と並ぶ世界の代表的な法体系となっています。

大学入試では、「判例法」「大陸法」「法の支配」「イギリス法」「アメリカ法」と関連付けて理解し、政治・経済や現代社会の重要テーマとして整理しておきましょう。

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