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【対義語】「マジョリティ」「マイノリティ」を日本史的に解説。サイレントマジョリティも解説。

こんにちは。

今回はこんなテーマでやっていきます。

目次

言葉の意味

それぞれ「major(メジャー)」「minor(マイナー)」の名詞形です。前者の意味は「主要な」後者の意味は「少ない」とかっていう意味です。

つまり「マジョリティ」とは多数派・主流派で「マイノリティ」とは少数派という意味です。

最近よく聞く「サイレントマジョリティ」とは訳すと「静かなる主流派」となります。実際こういったケースは多く、少数派ほど声を上げたがる傾向にあります。

僕はよくツイッターを見ますが、政治系のツイートは左派政党を支持している人のものが大多数なように感じます。では選挙の結果は・・・というと右派が圧勝していますよね。つまりそういうことです。

ここからは日本史的に解説していきます。

テーマは江戸時代

日本人はとにかく「マイノリティ」になるのを嫌う傾向があります。そんな性格を利用した政策を紹介していきます。

「五人組」という制度が江戸時代にありました。制度の詳細としては五個の家ごとに一組になり(今でいう町内会)、そこで各家に怪しいことがないかをお互いに監視しあうという制度です。ここでいう「怪しいこと」とは例えば当時禁止されていたキリスト教の信仰などです。

こんなの他の国でやったら多分あっという間にみんな言うこと聞かなくなりますよ。一人一人が好きなことをしだして収拾がつかなくなること間違いなしです。ですがここは日本、「マイノリティ」になることをとことん嫌います。そしてもし「マイノリティ」が生まれたら「村八分」をして村から疎外してしまうんです。

コロナウイルスの件でもそうですが、「自粛」と言っただけで「禁止」かのような効果が出たのは日本人の国民性でしょうね。

そんな国だからこそ成功した政策ですが、悪い点ばかりではないんですよね。五人組は「助け合う」という目的でも作られた制度であり、例えばある家庭でイネが取れないときには他の家たちが余った分を譲ったりしていました。「マイノリティ」が出ない限りは非常に良好な関係でした。

ここで「マイノリティ」を排除するのが悪い点ばかりではないというところもぜひ考えていただきたいです。近年ではマイノリティを排除するのは良くないという声が非常に多く聞こえますが、僕は逆にその声が「マジョリティ」になることにより、日本人にとって居心地の悪い状況になっているような気がしてなりません。

最後に

今回は以上です。ご覧いただきありがとうございました。

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