こんにちは。
今回は天智天皇について解説します。
それではどうぞ。
天智天皇とは?いつの時代?読み方は?
奈良時代の天皇で読み方は「てんじてんのう」。
天智天皇とは…元「中大兄皇子」です。大化の改新で出てきました。もともとは皇太子というポジションだったのですが、斉明天皇の死をきっかけに自分が天皇になります。つまり斉明の次の天皇が天智天皇ということです。
斉明の死が急であったため、天智は天皇に即位しないまま政治を行う称制(しょうせい)という制度を取っていました。称制をやったのは天智天皇だけです。
天智天皇のやったことは結構多いですよ。
その1:軍事面
背景は白村江の戦いです。あまりにコテンパンだったので、防衛施設を整えていきます。
道具・人でいうと
- 烽(とぶひ):敵が来るのを味方に知らせるための道具
- 防人(さきもり):警護のための人
を導入していきます。
一方で城の建築も進め、
九州には
- 水城(みずき)
- 大野城:これは具体名。
などが置かれ、九州~瀬戸内にかけては
が作られて行きました。
その2:遷都
遷都を行います。行き先は…近江大津宮です。
問題だと「琵琶湖のほとり」というフレーズがついているパターンが多いと個人的に感じます。問題文の前後にこのフレーズが書いていったら答えが近江大津宮である可能性も出てくるのかなと思います。
そしてそこで近江令を出したといわれています。これに関しては出したかどうか正確には分かっていません。
その3:日本初の戸籍=庚午年籍
戸籍を作ります。目的は農民から正確に税を徴収するためです。
そして作られたのが日本で最初の全国的な戸籍となる庚午年籍です。
その後…
天智天皇は亡くなってしまうのですが、跡継ぎを指名しませんでした。このことが大きな戦いに発展していくことになります。
どうなっていくのか。次の天皇である天武天皇の回で紹介します。
最後に
白村江の戦いについての詳しい記事はコチラ。
天智天皇の「中大兄皇子」時代の活躍はこちら。
そして次の天皇は天武天皇です。
いかがだったでしょうか?天智天皇はいろんなことをやった天皇なので、試験でも結構聞かれてきます。
みんな苦戦する文化史の勉強法についてはこちら。
そして日本史の文化全体を幅広くまとめたおトクな記事はこちら。
それでは今回の記事は以上です。ご覧いただき、ありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (6件)
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