こんにちは。
今回はこんなテーマでやっていきます。
現代国語の用語としても頻出な「アイデンティティ」という言葉について
日本史の例を交えて解説します。
それでは本題に入ります。
目次
言葉の意味
端的にいうと「自分自身の存在意義」ですかね。「自分とは何者か?」
人々の生活として、近代以前だと基本的には家を継ぐのが仕事になっていました。
その結果、家を継ぐだけで自分の存在意義を果たせていたんです。
つまり、この時点では「アイデンティティ」という考えはほとんどなかったわけです。
でも近代以降になると職業選択の自由が生まれ、家を継がなくてもよい家も現れました。
その結果、自分の存在意義を見いだせない人が増え、このような言葉が出来ました。
失ってから気づくものって多いですよね。
ここからは日本史的に解説していきます。
テーマは明治時代
明治時代になると「四民平等」となり、江戸時代まであった身分区別がなくなり、
農民をやる必要はなくなりました(とはいえほとんどの家では農家を引き継ぎましたが)。
と同時に産業が発展し、工場などで人が働く場所が増え、
その土地(特に田舎)にいる必要もなくなっていきました。
今まで帰属していたものがなくなると、人は「この生き方でいいのだろうか」と不安になってしまうんですよね。
そんなこんなで明治時代の人々は「自分とは何者か」という問いに直面していったのです。
あくまで都会に出られてそんなことを考える金銭的・時間的に余裕のある人たちの話ですけどね。
自由というのもいいことばかりではないんですね。
最後に
今回は以上です。ご覧いただきありがとうございました。
コメント
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