こんにちは。
今回はこんなテーマでやっていきます。
目次
内地雑居とは
内地雑居とは外国人が日本のどこにでも住むことができることを指します。
それまでは外国人が日本に来る際には指定された場所に止まらなければなりませんでした。今では有数の観光地となっている日光とか箱根とかは外国人が泊まれる街でした。
読み方
「ないち ざっきょ」と読みます。
なぜ認めた?
条約改正のダシに使われたという経緯があります。
日本の井上馨は領事裁判権を日本に取り戻すために交渉を続けていました。
しかしその際に「日本に領事裁判権を認める代わりに日本は外国人の内地雑居を認めろ」という要求をされてしまいます。
日本は天秤にかけられていた2つを選ぶ選択を迫られていたというわけです。
問題点
今となっては問題が無いようにも思えますが、当時としては問題がありました。
それが
- 当時は外国人の犯罪を日本が裁くことができなかった
ということ。
当時の日本は領事裁判権をもっていなかったこともあり、外国人が日本で犯した罪でも日本の裁判所が罪を裁くことができませんでした。そんな状態で内地雑居を認めたら外国人が窃盗や暴行などをやりたい放題になってしまいますよね。
そこで当時の日本は領事裁判権の撤廃を求めるべく条約改正にいそしんだということになります。
反対
当然この内地雑居には日本国内から反対が起こりました。
最後に
今回は以上です。ご覧いただきありがとうございました。
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