こんにちは。
今回はこんなテーマでやっていきます。
それではどうぞ。
目次
治安警察法とは
治安警察法は思想弾圧のための法律です。第二次山県有朋内閣の時に制定されました。
治安警察法の内容
- 労働運動は禁止
- 女子の政治活動はいかなるものも禁止
といった今から見ればドン引きの内容。しかしこの考え方は1925年の治安維持法に引き継がれていきます。
そして1900年に結成された日本初の社会主義政党である社会民主党はこの法律により、解散を命じられることとなりました。
治安維持法とは
治安維持法(1925)は社会主義・共産主義運動を取り締まる法律で、明治時代に作られた治安警察法がベースとなっています。
当初の最高刑は懲役十年で田中義一内閣の際に死刑となったということは覚えておいて損はないです。
治安警察法の目的、治安維持法の目的
社会主義・共産主義運動を取り締まるという目的で共通しています。
両者の違い
基本的な目的が同じであるので内容的な部分では大きな違いはありません。
ただ、取り締まる対象が若干異なっており、
- 治安警察法:労働運動や政治結社の取り締まり
- 治安維持法:社会主義者や国体を変革する目的を持った人の取り締まり
といった違いがあります。治安維持法の方が「人」を取り締まることができるようになっていますよね。人単位の取り締まりを行うことができるようになったことで法律はより効果的になりました。
最後に
今回は以上です。ご覧いただきありがとうございました。
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