こんにちは。
今回はこんなテーマでやっていきます。
寺内正毅とは
長州出身です。
総理大臣になる前は陸軍大臣として活躍をしていました。
やったこと
- 初代台湾総督に就任
- 内閣結成、ビリケン宰相と呼ばれる
- 寺内内閣、石井・ランシング協定を結ぶ
- 寺内内閣、西原借款(しゃっかん)を行う
- 寺内内閣、ロシア革命に直面
- 寺内内閣、シベリア出兵を行う
- 寺内内閣、米騒動が原因で総辞職
初代台湾総督に就任
初代台湾総督といえばこの人ですね。初代に任命されるということは政府からはそこそこ信頼があったといえるのではないでしょうか。
内閣結成、ビリケン宰相と呼ばれる
大阪にあるビリケン君に似ていたのと憲法に即して作られた内閣ではなかった(非立憲)ことがもじられてビリケン宰相と呼ばれました。
それにしても本当によく似ていますよね。
寺内内閣、石井・ランシング協定を結ぶ
:日本の中国支配を認める代わりにアメリカの門戸開放の主張を認めるといった内容です。
寺内内閣、西原借款(しゃっかん)を行う
西原借款とは中国の段祺瑞(たんきずい)に多額の資金を秘書(西原亀三)名義で貸したことです。
秘書名義で貸すということは何かやましいことがあったと考えるのが普通。実際に寺内は大量のお金を高利で貸していました。
そして貸したお金を回収することもできなかったため、批判が広がっていきました。
寺内内閣、ロシア革命に直面
ロシアで革命が起き、レーニンを主体とする共産主義国家へロシアが変貌を遂げます。これにより共産主義の思想が世界に蔓延し、日本や欧米はこの事態をマズイと感じ、動きに出ます。それがシベリア出兵です。
寺内内閣、シベリア出兵を行う
ロシア革命により世界に共産主義・社会主義が蔓延するのを防ぐべく欧米や日本がロシアに兵を出します。名目はロシアに残存するチェコスロバキア軍の救出ということになっています。
結果としては欧米側の作戦は失敗に終わり、日本も尼港事件で被害を受けることとなりました。
寺内内閣、米騒動が原因で総辞職
寺内がシベリア出兵を決定した結果、米価が上がると予測した米屋がコメを売らなくなる➡米価がますます高騰➡一連の動きに反対した国民が暴動を起こす=米騒動(代表的なのは富山県の越中女一揆)
といった流れとなっています。
そして寺内正毅内閣は米騒動の責任を取り総辞職しました。
最後に
今回は以上です。ご覧いただきありがとうございました。
コメント
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[…] 米騒動:寺内がシベリア出兵を決定した結果、米価が上がると予測した米屋がコメを売らなくなる➡米価がますます高騰➡一連の動きに反対した国民が暴動を起こす=米騒動(代表的なのは富山県の越中女一揆) […]