こんにちは。
今回はこんなテーマでやっていきます。
第一次世界大戦はほぼいじめです。ここでいじめられたドイツが報復の意味も込めて起こしたのが第二次世界大戦。いじめは被害者にとっては当然良くないことですが、その影響は加害者にまで広がっていくこともあります。
きっかけ(1914)
ヨーロッパは
- イギリス・フランス・ロシアの「三国協商」組
- ドイツ・オーストリア・イタリアの「三国同盟」組
が衝突し、いつ戦争が起こってもおかしくない状況であったんです。しかし、そんな情勢でオーストリアの皇太子が暗殺されるサラエヴォ事件が起こってしまい、これを機に世界的な対戦となります。
日本の立ち位置
日本は日英同盟を根拠に一応協商国側で参戦するんですが戦闘には参加しませんでした。第一次世界大戦は世界大戦とはいえヨーロッパぐらいでしか争いは起こっていません。
その代わりに日本は中国の侵略を考えます。欧米は戦争で忙しく侵略しやすかったので最高のタイミングでした。
日本の中国侵略
中国ではリーダーが孫文から袁世凱(えんせいがい)に変わっていました。
そんな中国に日本が「二十一カ条の要求」を提出します。内容は
- 既得権益を99年延期すること(南満州及び東部内蒙古)
- 漢冶萍公司(かんやひょうこんす)を日中の合同会社にする:日本の独占。大冶鉄山の鉄が目当て。
などの中国にとって不利な条件を提示します。中国は当然反発するも革命の直後で戦力がなく受け入れるしかなかったんです。中国では今もこの出来事の日を国恥記念日といっています。
第一次世界大戦の結果
結果としてはイギリス・フランス・ロシアの「三国協商」が勝利します。
そしてこれを機にヴェルサイユ体制という体制を作っていきます。
ヴェルサイユ体制
敗北したドイツの処遇などを決めるため「パリ講和会議」が開かれます(1919)。
日本から出席したのは西園寺公望と「牧野伸顕(のぶあき、大久保利通の息子)」です。
日本は中国にあった旧ドイツ領の「委任統治権(要は植民地権)」を得ることで合意します。日本は戦っていないのでラッキーです。
この際、アメリカの大統領「ウィルソン」が提唱し「国際連盟」が作られます。これもワシントン体制の一環ということもできます。
国際連盟
スイスのジュネーブに設立される機関です。常任理事国は「英・日・仏・伊」の四か国で、事務次長に日本の新渡戸稲造が就任したこともある組織です。
常任理事国の中にアメリカも入っていそうな気もしますが、言い出しっぺのアメリカは上院の反対で参加することが出来なかったんです。
最後に
今回は以上です。ご覧いただきありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (4件)
[…] やったことは第一次世界大戦(1914)です。 […]
[…] やったことは第一次世界大戦(1914)です。 […]
[…] 結果はドイツ側が敗北し、日本が勝利することとなりました。日本はヴェルサイユ条約を結びました。 […]
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