こんにちは。
今回はこんなテーマでやっていきます。
目次
御成敗式目とは?
鎌倉時代に3代目執権である北条泰時によってによって作られた武士の世界での法律です。
17条で構成されており、以後(室町・江戸時代など)に出てくる法令は17の倍数である可能性が高いんです。
ここからはこの御成敗式目に書いてある主な事柄について紹介していきます。
その1:大犯三箇条(守護について)
これは守護の特権について明記したものです。具体的には
- 京都大番役の催促:京都の警護を部下にやらせる
- 謀反人の逮捕
- 犯罪人の逮捕
があります。守護は強いですね。
その2:20年ルール
3秒ルールってありますよね?食べ物を落としても3秒以内なら食べられるみたいなやつです。これの土地バージョンがこのルール。
仮に他の人の土地であったとしても20年その土地を保有し続けていれば自分のものになるという制度です。他の人の土地を奪うというよりかは亡くなった人の土地を整理するための制度でしょうね。
この法の影響
武家社会には大きな影響をもたらします。その影響はこの法律を基に以後の法律が作られて行ったほど。法律界の模範解答のようになったんです。
一方でそれ以外のところはどうかというと、実はあまり影響はなかったんです。実はこの法律が作られた時代はまだ鎌倉幕府の影響が東日本にしか至っていなかったんです。
鎌倉幕府は最初から影響力が強い幕府ではなかったため、1つの大きな法律が作れず代わりにいろいろな法律が各地で存在していました。それがこの3つ。
- 武家法:武士のための法律
- 本所法:荘園内での法律
- 公家法:京都(皇族)で通じる法律
御成敗式目は武家法だったので武家でのみ通用していました。
最後に
今回は以上です。ご覧いただきありがとうございました。
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