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【大宝律令】文武天皇とは。やったことをまとめ。(二官八省・畿内七道・大宰府・官位相当制)

こんにちは。

今回は文武天皇について書いていきます。

それではどうぞ。

目次

文武天皇って?

文武天皇は持統天皇の孫として持統天皇の次に即位する奈良時代の天皇です。

彼が在位中にやったことは大宝律令やそれに伴った諸政策です。つまり大宝律令が主なやったことです。

大宝律令

この国で初めての本格的な法律がこの法律。そして大宝律令はこの先の法律制定に際しても参考にされるものとなります。

大宝律令は大きく分けると

  • 律:今でいう刑法
  • 令:行政に関する内容

の2つで構成されています。

大宝律令に関する詳しいページはこちら




二官八省の創設

文字通り二官八省に分かれており、当時の日本の政治を支えていました。教科書にも図が載っていてそこで一覧を見ることが出来ます。

こちらのページでは詳しい解説と覚えるべきものを厳選して紹介しているので是非ご覧ください。

畿内七道

地方単位の確立:全国を京都に近い畿内と地方を結ぶ七道に分け、

畿内は

  • 「大和」
  • 「山背」
  • 「摂津」
  • 「和泉」
  • 「河内」

の五つ。

七道は

  • 「東海道」
  • 「南海道」
  • 「西海道」
  • 「山陽道」
  • 「山陰道」
  • 「北陸道」
  • 「東山道」

の七つの道として分けました。

畿内七道に関する詳しい解説・覚えるべきものの紹介はこちらからどうぞ。




地方制度の創設

地方を

  • 国:今でいう県
  • 郡:今でいう市
  • 里:今でいう区町村

に分けます。下に行くほど範囲が狭くなっています。それぞれのリーダーは国司・郡司・里長。国司は中央政府からやってくる役人が担当し、郡司里長は地元の有力者が任命されました。

それぞれ国衙・郡衙で仕事を行いました。今でいう県庁・区役所ってとこですかね。

大宰府の設置

九州にある施設で防衛や西海道を統括する役割を持ちました。遠の御門(とおのみかど)という別名もあり、まさに九州版京都といった感じの影響力・支配力を持っているのがこの施設です。

ちなみにここ、学問の神様が眠っているところなんです。なぜ眠っているのか、詳しくはこちらをチェック。

これで最後です

その他制度です。

貴族社会では官位相当制がとられます。この制度は、位によって地位が変わっていくという制度で、

  • 位の制
    :特に五位以上の貴族はその地位を子に引き継げる制度

や、犯罪をしても重罪でない限り許されるなどの特権がありました。生まれながらにして特権があったのですね。

一般民衆でいうと

  • 五刑:罪のレベルに合わせた罰を規定した
  • 八虐:国家、尊属に対する罰で五刑より重い

という刑事罰が定められました。八虐はたとえ貴族でも罰を受けなければいけない決まりになっていました。世の中、そう甘くはないようです。




最後に

次の天皇はこちら。

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大宝律令が文武の時にできたというのは重要事項ですので、ぜひ覚えていってください。

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そして日本史の文化全体を幅広くまとめたおトクな記事はこちら

ご覧いただきありがとうございました。

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